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キャンプ用自転車のためのギア選び

キャンプ用の自転車は、街乗り自転車とは違った場所を走ります。走るシーンが違えば、快適なギア比も異なるため、キャンプ用自転車では最適なギア比を選ぶことが、自転車キャンプ・ライドを快適にする決め手です。

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山に行くなら「1.0」に近いギア比を用意しよう

自転車のギア比は数字が小さくなるほど軽くペダリングが出来ます。山にキャンプに行くのであれば、「重い荷物」「坂道」の二重苦で坂道を登りきれない可能せが出てきます。

そうした状況を回避するためにギア比が「1.0」に近いコンビネーションを用意しておきましょう。コンパクトクランクなら、フロント・インナー34Tに対してリアが34Tであればちょうど「1.0」です。

ギア比1.0を常に使うような激坂のコースは、重い荷物を積載する自転車キャンプではそもそも避けた方がベターですが、いつまでも続く坂道で体力も精神力も尽きてしまった時に「1.0」のギアが残っていると精神的にかなり楽になります。

フロントシングルでトラブル回避!

最近、MTBやグラベルロードで採用が進んでいるのが、フロントの変速をなくした「フロントシングル仕様」。フロントの変速がない分、

  1. チェーン落ちが少ない
  2. シフトチェンジがシンプル
  3. 清掃が楽

などのメリットがあります。

自転車キャンプでは通常のサイクリングよりもトラブルに遭遇する可能性が高いので、変速周りをシンプルにしておくとトラブルを回避できます。

フロントシングルにするなら、ギア比の選択肢を広めるために、リアのスプロケットはワイドレシオなスプロケットを選ぶと良いでしょう。また、出来ればリア11速などの変速数の多いコンポを搭載した方が、選択肢が広く、様々な走行シーンに対応できます。

フロントダブルならコンパクトクランク&クロスレシオ

ロードバイクやクロスバイクで主流のフロントダブル(前2段階変速)を使う場合は、ノーマルクランク(52/36T)ではなく、全体のギア比を下げるために「コンパクトクランク(50/34T)」と呼ばれる端数の少ないチェーンリングを選びましょう。

自転車キャンプでは速度を求めるよりも走破性が大事なので、リアは最大が28T以上のなるべくクロスなスプロケットを選ぶと坂道が楽になります。

最近のスプロケットは、ロー最大が32T、34Tなどワイドレシオなスプロケットが主流になっていますが、ワイドレシオなスプロケットはトップ最大が11Tがメインになので、自転車キャンプではやや使い勝手が悪いのがデメリット。

旧モデルのスプロケットではトップ最大12Tや13Tのクロスレシオモデルもあるので、そちらを選ぶと良いでしょう。

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キャンプ用自転車のためのギア選び

キャンプ用の自転車は、街乗り自転車とは違った場所を走ります。走るシーンが違えば、快適なギア比も異なるため、キャンプ用自転車では最適なギア比を選ぶことが、自転車キャンプ・ライドを快適にする決め手です。