自転車キャンプのための自転車選び
公開日:2021年7月27日
自転車キャンプに行くには自転車が必要ですが、どんな自転車で行くのが良いでしょうか。今回は、自転車キャンプのための自転車選びについて見ていきます。
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自転車でキャンプに最適な自転車
グラベルロードバイク
ロードバイクをツーリング仕様にすることが出来るグラベルロードバイクは、自転車キャンプに最適な自転車です。
ロードバイクがベースなので、車体重量は9kg台のモデルが多く、片道50km以上のロングライドでも楽々走れます。さらに、グラベルタイヤを履いているため、ちょっとした砂利道でも問題ないので、キャンプ場の近くや、キャンプ場の中でもパンクの心配がありません。
しかも、グラベルロードはツーリング用に、ダボ穴がたくさん空いているモデルが多いので、バッグ類を取り付ければ積載量も十分。
ネックは値段で、安いモデルでも7万円以上するため、手頃な自転車ではありません。
クロスバイク
ロードバイクとMTBの中間の自転車であるクロスバイクは、手頃な価格で手に入る上に、キャリアをつけたりカスタマイズもしやすいため、自転車キャンプに向いています。
MTBベースのクロスバイクの場合は、悪路にも耐えられるよう、Vブレーキや太めのタイヤを装備していることも多いので、キャリアだけつければすぐに自転車キャンプに出発できます。
デメリットとしては、クロスバイクはMTBよりは軽量なモデルが多いですが、それでもグラベルロードバイクと比較したら車体重量がだいぶ重いので、30kmを超えるようなライドになると、キャンプギアを積んだ状態でのライドは体力的に少しキツイかもしれません。
自転車でキャンプで避けたい自転車
ミニベロ・小径車
自転車キャンプで一番避けたいと言っても過言ではないのがミニベロです。折り畳んでコンパクトになるので自動車に載せたり、キャンプ場での気軽な移動手段としてキャンプに馴染み深いミニベロですが、そのコンパクトさが自転車キャンプでは仇になります。
ミニベロが自転車キャンプに向かない理由としては、
- キャリアの選択肢が狭くて積載量が増えない
- タイヤサイズが小さいから坂道が辛い
というのが2大ポイントです。
特に積載量についてはかなりネックで、「積めない以上は背負うしかない」ので、肩と腰に相当な負担がかかります。よっぽど近場(片道10kmくらい)でない限りはミニベロは自転車キャンプにはやめておいた方が良いでしょう。
電動アシスト自転車
ロングライドが出来る電動アシスト自転車なら問題ないですが、アシスト走行距離が50kmほどの電動アシスト自転車だと、自転車キャンプの往復にバッテリーが耐えられない可能性が高くなります。
特に、自転車キャンプでは積載重量が増えた状態で坂道を走るため、スペック上のアシスト距離よりも実際の距離は短くなりがちです。
もし、電動アシスト自転車で自転車キャンプをするのであれば、
- スペック上のアシスト走行距離が80km以上
- キャンプ場までの距離が片道30km未満
にしておきましょう。