キャンプ地までのライドを安全にする方法
公開日:2022年3月22日
自転車キャンプをする上で、一番の悩みどころは「どれくらい遠くのキャンプ地まで行けるか?」ということ。今回は、経験値別のキャンプ場までの距離と、選ぶ際の注意ポイントをまとめました。
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自転車キャンプの安全対策は「ライド前」でほとんど決まる
無理のない距離のキャンプ場を選ぼう
自転車キャンプはキャンプ場にキャンプをしに行くわけですから、当然ライドはキャンプ場までのライドになります。
自転車で事故に遭う確率は走行時間や走行距離が増えるほど高くなります。近場のキャンプ場なら事故リスクは少ないですが、近場だと面白みがないのも事実。
「適度に遠くて、無理なくライドで行ける距離のキャンプ場を選ぶ」というのが、ある意味一番の安全対策かもしれません。
ルート選びも大事
キャンプ場の候補が決まったら、予約をする前にルートを確認しましょう。というのも、「どういう道路を走ってキャンプ場に行くか」で安全性が全く変わってくるからです。
例えば、ルートのほとんどがサイクリングロードであれば、自損事故以外で事故に遭うリスクはほぼありませんが、大きな幹線道路がメインのルートであれば、巻き込み事故に遭う確率は高くなります。
また、ルート途中に休憩できるところががあるかも大事なポイント。コンビニやスーパーなど、ちょっと立ち寄ってドリンク休憩ができるような場所があるルートを選びましょう。休憩は、出来れば1〜2時間に一回ほど取れると良いでしょう。
- 幹線道路が多くないか?
- 休憩できる場所があるか?
- 自分の総力で辿り着けるか?
自転車の整備をしっかりしておこう
自転車での事故は巻き込み事故や不注意の事故が多いですが、自転車自体に不備があれば、ライド中に落車したり、ブレーキが聞かなくなったりして、事故になるリスクがあります。
自転車キャンプに行く前の整備としては、
- 制動系(ブレーキ)
- 回転系(タイヤ、ホイール、クランクなど)
をメインにチェックをしましょう。少しでも違和感があるなら、近くの自転車屋さんで整備をしてもらうか、自分で出来るなら最低限の整備はしましょう。
「車から認識される」工夫をしよう
自転車キャンプは公道を車と一緒に走る区間が多くなるため、事故に遭遇しないためにも「車からいかに認識してもらうか」を重要視しましょう。
車から認識してもらうには、
- 明るいフロントライトを複数取り付け
- テールライトを複数取り付け
- リフレクターがついているウェアの装着
- 明るい・目立つウェアを選ぶ
というのがメインになります。
イメージとしては、「前後、上下全てに光るものをつける」という感じでしょうか。
当日のライドでの心構え
「無理をしない」が一番大事
万全な準備ができたら、当日は無理をしないで安全運転をするのが一番大事です。
「自転車で安全運転ってどういうこと?」という方は、次のポイントに気をつけましょう。
- 速度を出しすぎない
- 黄色信号は止まる
- 常に、前後左右をチェック
- 目だけでなく耳からの情報にも注意する
自転車はロードバイクなどなら簡単に時速30kmを出せる乗り物ですが、逆にゆっくり走ろうと思えば時速10kmほどでも走れる乗り物ですので、速度は出さずにゆっくりと、確実に進むことを意識しておけば安全運転に繋がります。
帰りの体力を考えて「行きは30%」くらいの体力で
自転車キャンプでは行きだけでなく帰りにも自転車で自宅に帰る必要があります。行きのライドで疲れすぎたり、キャンプ場で遊びすぎたりして、帰りのライドの体力が残っていないと、注意力が落ちて事故の原因にもなりますから、行きは30%くらいの体力でライドをしましょう。
宿泊キャンプの場合は一泊することで体力が回復することもありますが、逆に翌日に疲れがドッと出たり、筋肉痛になたりする可能性もあるので、「キャンプ場から帰ってきても、まだ体力がある」くらいが安全の目安です。