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居住スペース重視?軽量重視?自転車キャンプとテントスタイルの選び方

積載量に限界がある自転車キャンプでは、快適性を取るか重量を取るかでテントスタイルが大きく変わってきます。

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居住スペースをとれば重くなる、軽量性を取れば居住スペースが損なわれる

テントは居住スペースが広く、快適なテントほど重量が重くなります。逆に、軽量なテントを求めていくと、どうしても居住スペースが狭くなるので快適性が損なわれてしまいます。

ここ数年で、特殊素材を使うことで、ある程度の居住スペースを維持しつつ軽量化出来るテントが出てきていますが、それでも限界があるのと、値段がかなり高額になってしまうというメリットがあります。

デイキャンプの場合

自転車でデイキャンプ行う場合、簡易的テントでも何とかなったりします。

タープ

大きな布とポールだけで荷物をグッと減らすことが出来るのがタープ。タープの設営に慣れている方は、自転車キャンプはデイキャンプならタープだけという方もいます。

ただし、大きなタープは軽量テントくらい重量がある場合もあるので注意しましょう。

ソロテント

軽量なソロテントになると、1kgを軽く切るモデルも販売されています。軽量さを求めるなら、ポールが少ない・短い「ワンポール式テント」にすると良いでしょう。

ソロテントのデメリットは前室が小さいところ。デイキャンプでは宿泊がないので荷物置き場はテント内にすれば良いですが、問題は日除け。

木の下など日陰スペースを確保できれば良いですが、日陰でない場所で料理などをするなら、どうしても前室が欲しくなります。

登山用テント

テントを背負って山を登ることも想定されている登山では、一人で背負って山を登れるよう軽量で小型のテントがラインアップされています。ただし、登山用のテントなのでしっかりしたものが多く、値段が高くなってしまうのがネックです。

しっかりしたものは高いですが、重量を1kgくらいまで見れば1万円未満でも見つかるので、とにかく安く軽量にしたいのであればそちらを選びましょう。

テント泊を行う場合

1〜2人用テント

テント泊を行うのであれば、ソロなら1〜2人用テントで十分。夫婦やカップルなら、夏場は暑さ的に厳しいですが、寒いシーズンなら1〜2人用テントで二人でギリギリ寝ることも出来るでしょう。

1〜2人用テントは重量が2kgくらいの製品が多く、サイズも小さいので自転車キャンプに最適なテントです。

2〜3人用テント

複数人でグループ自転車キャンプをするのであれば、敢えて2〜3人用テントを選んで一緒に寝るのもあり。2〜3人用テントはサイズも大きく重くなりますが、2〜3人で一緒にいくのであれば、テントのパーツを分散させて搭載することが出来るので、ソロテントをそれぞれ持っていくよりも軽量になります。

ソロキャンプでも2〜3人用テントを使うのもアリ。2〜3人用テントは一人には十分なスペースがあるため、ミニベロやロードバイクなどの折り畳みが出来る自転車なら、テントの居住スペース内に自転車を入れて眠ることが出来るので、防犯的にも安心です。

まずは近場キャンプ場でテストしてみよう

自転車キャンプの積載ギアの中でも、テントはスペースも重量も使うギアです。どのテントが自分のスタイルに合うかはやってみないとわからないところもありますし、回数を重ねて自分のスタイルを探していく作業でもあります。

その意味では、まずは近場のキャンプ場でテストしてみて、どんなテントが合うのか、どういうギアが欲しいのか、どれくらいの重量だとライドがキツイのかなどを確認してみましょう。

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