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自転車キャンプのためのシュラフ選び

キャンプにおける最重要ギアの一つでありながら、自転車キャンプでは悩みのタネになるのがシュラフ。今回は、自転車キャンプでのシュラフの選び方、シュラフを上手に使う方法をまとめました。

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重量よりもサイズ

自転車キャンプでは重量よりも積載量(容積)が大事です。自転車では重いものは簡単に運べますが、トランクなどがなくサドルバッグなどを活用するため、容積には限界があります。

シュラフは安い化学繊維のものほど大きく、羽毛を使った高価なシュラフほどコンパクトに収納できます。その意味では、自転車キャンプに最適なのはダウンのシュラフと言えます。

収納時に「取り付け可能なサイズ」かどうかも考えよう

自転車キャンプでは、積載量も大事ですが、同じくらいパッキングができるかどうかも重要になります。サドルバッグ、フレームバッグ、フロントバッグを駆使すれば、40L上の収納を実現できる自転車キャンプですが、それぞれの収納力は最大でも20Lほどしかありません。

そうした事情から、自転車キャンプではシュラフをフロントフォークに巻きつける方式がメジャーです。

最新のグラベルロードバイクなどは、予め専用のダボ穴が搭載されているモデルもあります。ダボ穴がなくても、フォークに巻きつけるタイプのアダプタが販売されているので、そちらを利用すると良いでしょう。

積載できるシュラフで過ごせるキャンプ場・時期を選ぼう

キャンプ泊をする場合、シュラフは重要なギアの一つです。睡眠時にしっかりと体温を維持できないと、そのままトラブルにつながるため、身体を守るためのテントとシュラフは妥協できません。

しかし、自転車キャンプではそのシュラフの選択肢に制限があります。シュラフに妥協ができない以上、「積載可能なシュラフで過ごせるキャンプ場を選ぶ」というのが基本になるでしょう。同じ時期でも山と海では深夜の気温が異なるためです。

また、時期という意味では、ギアが多く衣服が嵩張る冬よりも、積載量を減らせる夏場の方が自転車キャンプに最適な時期です。

敢えて「シュラフ不要」キャンプを選ぶのも手

シュラフはキャンプで重要なギアでもありますが、不要なシーンもあるギアです。

例えば、真夏の海辺はシュラフどころか全裸で寝たいくらい暑いですし、高地のキャンプ場でも時期によっては薄手のインナーシュラフかタオルケットで十分なこともあります。

積載量に限界がある自転車キャンプでは、そうした「シュラフ不要キャンプ」を選ぶのも一つの手でしょう。

自転車キャンプに最適なシュラフの探し方

登山用のシュラフがベスト

自転車キャンプは積載量に制限があるという意味で、登山に近いスタイルになります。これはシュラフも同じで、なるべく軽く・小さく運べる登山用のシュラフは自転車キャンプに最適です。

登山用のシュラフのネックは値段。シュラフは安いものなら1,000円程度から購入できますが、シュラフは「暖かさ」と「小ささ」がアップするほど値段も跳ね上がってきます。

ただ、シュラフはキャンプギアの中でも投資すべきギアとも言われているので、しっかりとしたシュラフを買って、しっかりメンテナンスをして長く使えば、コスパは高いとも言えます。

選ぶ際は展開サイズと「収納サイズ」をチェックしよう

普通の寝具と違って、収納前提のシュラフは、スペックに必ず収納サイズの記載があります。自転車キャンプで使うならここは必ずチェックしましょう。

目安としては、横幅40cm未満、半径20cm未満がボーダーライン。これ以上のサイズになると、自転車バッグだけでなく、フロントフォークにも取り付けが出来なくなる可能性があるので注意が必要です。

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