自転車キャンプの味方!青春18きっぷを使いこなそう
公開日:2021年8月4日
ライドでキャンプ場まで行く自転車キャンプでは行動範囲がどうしても決まってしまいますが、青春18きっぷを使えば、圧倒的なコスパで遠方のキャンプ場へ自転車で遠征することができます。
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青春18きっぷとは?
全国のJR線の普通列車が1回あたり2,410円で1日乗り放題になる特別なきっぷセットです。5枚綴りで12,050円で発売されていて、5回(5日)使っても良いですし、複数人でシェアして使うことも可能です。
青春18きっぷは、発売期間と利用可能期間が設定されていて、その期間だけ利用可能です。
シーズン | 発売期間 | 利用可能期間 |
---|---|---|
春 | 2021年2月20日~2021年3月31日 | 2021年3月1日~2021年4月10日 |
夏 | 2021年7月1日~2021年8月31日 | 2021年7月20日~2021年9月10日 |
冬 | 2021年12月1日~2021年12月31日 | 2021年12月10日~2022年1月10日 |
期間は、1ヶ月から1ヶ月半くらいなので、ソロキャンプの人は毎週使っても使いきれないかもしれないので注意しましょう。
自転車キャンプでの青春18きっぷの使う際のポイント
遠方へのキャンプで
自転車キャンプは、交通費がかからずキャンプに行けるのがメリットですが、チェックイン時刻などを考えると、利用可能なキャンプ場が半径100kmくらいに限定されてしまうのがデメリットです。
そこで、青春18きっぷを使ってキャンプ場の近くまで輪行で行って、そこから自転車でキャンプ場を目指せば、交通費を節約しつつ、自転車だけでは行けないような遠方のキャンプ場に行くことが可能です。
始発からチェックインの時間を考えたら、片道5時間くらいが限界なので、おおよそ乗車距離は200kmくらいが限界でしょう。それでも自転車で走るよりも早く、倍の距離のキャンプ場への遠征できるので、確実に自転車キャンプの選択肢は広がります。
電車賃が2,410円以上の場所で使おう
青春18きっぷは1日あたり2,410円なので、電車賃がそれ以下の場所で使うと損してしまいます。JRで2,410円の電車賃になるのは、おおよそ130kmくらいからなので、それくらいの距離を目安にキャンプ場を探しましょう。
また、JR以外の私鉄路線を組み合わせないと行けないようなキャンプ場の場合、私鉄の区間が長いと思ったよりも交通費がかかってしまう場合があるので注意しましょう。
私鉄を避けてJRで行けるところまで行って、JRの駅からはライドに切り替えるとコスパが高くなります。
青春18きっぷはデイキャンプに最適
青春18きっぷは「1回」ではなく「1日あたり」の利用きっぷなので、その日のうちであれば往復で使えます。
となると、一番コスパが良いのは往復で電車を使うデイキャンプで、片道3,000円くらいの電車賃のところを往復すれば、実質半額以下で自転車キャンプが楽しめます。
長時間のデイキャンプを楽しむのであれば、始発に乗って最寄り駅まで向かって、朝イチでキャンプ場までライドして、夕方くらいに現地を出発して帰ってくるのがベスト。
このスケジュールだと現地での滞在時間が10時間くらい確保できるので、昼寝をしたり、ゆっくりして疲れを取ってから帰宅することができます。
デイキャンプなので、荷物が少ないため輪行スタイルにもピッタリです。
しっかりと使い切る計画を練ってから購入しよう
青春18きっぷは1ヶ月ほどで5枚を使わないとコスパが悪くなるため、期間内にしっかりと使い切れる計画を練ってから購入しましょう。
キャンプ泊をするのであれば、2回くらいで元が取れますが、コスパを高くするためにデイキャンプにすると、期間内で使い切るには土日両方自転車キャンプに行く日が出てくる可能性もあります。
長距離遠征はかなり体力を削るので、自転車での事故リスクも高くなります。無理のないスケジュールで、安全運転で行けるスケジュールを組むようにしましょう。
事前にテストライドをしてみよう
遠い場所でのキャンプとなると、予期せぬトラブルにあったり、思ったよりも山道が辛くてキャンプ場まで辿り着けないなど、いろんなことが想定されます。
その意味では、一度青春18きっぷ期間外に通常の電車賃でテストライドをしてみて、問題なく行ける自転車キャンプとなるのかをテストしてから青春18きっぷを購入すると良いでしょう。
テストライドでは、テントなどを持ち運ばず、最低限の荷物でただキャンプ場までライドして、そのままどこかで休憩して帰ってくるようにしましょう。
それだけでも、
- 電車の混雑具合は?
- 道がどれくらい大変か?
- どれくらい滞在できるのか?
などを体感することができます。