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冬の自転車キャンプウェアは「ソフトシェルジャケット」がベスト

冬場の体温調整は命に関わるため慎重に選ぶ必要があります。今回は、そんな体温調整の難しい冬の自転車キャンプウェアに最適な「ソフトシェルジャケット」についてご紹介します。

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冬ジャージ + ウインドブレーカー = ソフトシェルジャケット

ソフトシェルジャケットは、登山ウェアやサイクリングウェアにラインアップされているジャケットの一種で、サイクリングウェア用のソフトシェルジャケットは、

  1. 内側は起毛
  2. 外側はウインドブレーカー(防水性あり)

というものが多くなっています。一枚で冬ジャージとウインドブレーカーの両方をかねることができるため、暖かいインナー一枚の上に羽織るだけでも、0〜5度くらいまでは対応できるという高性能ジャケットです。

ソフトシェルジャケットのメリット

全天候対応

冬場の自転車キャンプでは、朝晩の冷えが厳しく、体温調整がしづらいのが難点。冬は雨天は少ないですが、もし雨が降ったら身体が冷え切ってすぐに風邪を引いてしまいます。しかも、キャンプ場で乾かすのはほぼ不可能です。

ソフトシェルジャケットは晴天から雨にまで対応することが出来るので、一枚で出ていけばどんな天候でも着替えなしで対処できます。天候の心配をせずに、サイクリングもキャンプの一枚で楽しめるのは非常に快適です。

荷物を減らすことが出来る

自転車キャンプでは荷物を減らすのが重要です。夏場は薄着なので良いですが、冬場はどうしても衣服が荷物になってしまいます。

ソフトシェルジャケットは単体で非常に暖かく、ウインドブレーカーもレインウェアも兼ねるので、1枚来ておけば、着替えはインナーのみでOK。インナーのみなら数日分持っていっても荷物にならないので、常に清潔でいられます。

山登りは暑く、下りは寒いのが自転車ですが、ソフトシェルジャケットなら上りでは前を全開にするかベンチレーションジッパーを全開にして身体を冷却して、下りでは全部閉めて保温ということができます。

キャンプ場でも暖かい

冬用のサイクルウェアの難点は「20〜30kmくらい走った時にちょうどよく感じる素材」で出来ていること。最初は寒くても、走っていると暖かくなるように設計されているので、身体を動かしていないキャンプ場では極寒です。

ソフトシェルジャケットは防水性が高く、冷気を通さないので、身体を動かしていなくても暖かいのがメリット。もし、ソフトシェルジャケットだけでは寒そうであれば、超コンパクトに畳めるライトダウンベストなどを携帯しておけば、キャンプ場でもしっかり保温できます。

ライトダウンベストはサドルバッグにも入るレベルの小ささですし、シュラフの中で着ても暖かいので、自転車キャンプでは一枚持っておくと便利です。

ソフトシェルジャケットのデメリット

値段が高い

ソフトシェルジャケットの最大のデメリットは価格です。特に防水性と通気性を両立させた「GORE-TEX」素材を採用したアイテムは、定価で2万オーバーが当たり前。「一枚持っていれば、長く使える」という意味ではコスパが良いのですが、ジャケットに2万円出すのは勇気が必要です。

ソフトシェルジャケットに2万円も出したくないのであれば、中古の登山ウェアなどを探してみると、意外と安い価格でソフトシェルジャケットが出品されています。

冬以外に使えない

ソフトシェルジャケットは暖かく全天候に対応してくれますが、気温が10度以上になると汗だくなってしまうほど暖かいので、冬以外のシーズンでは使いづらいウェアです。

地域にもよりますが、12月〜3月上旬くらいの4ヶ月弱で使えるウェアで、春先や秋口では、ソフトシェルジャケットは暑すぎてしまいます。

オールシーズンで使えるウェアが欲しいのであれば、多少荷物になってもウインドブレーカーやレインウェアを用意した方がいつでも使えます。

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キャンプ用の自転車は、街乗り自転車とは違った場所を走ります。走るシーンが違えば、快適なギア比も異なるため、キャンプ用自転車では最適なギア比を選ぶことが、自転車キャンプ・ライドを快適にする決め手です。